医療現場での看護師の心得

看護師の1日の仕事内容は、アナムネーゼやバイタルサイン測定の他、点滴や清拭などがあります。限られた時間のなかで、これらの業務を有効にこなさなければなりません。
さらに看護スケジュールも、中長期の目標などによって実行内容が毎日変化します。緊急の患者さんに対応する急性期病院の場合は尚更です。

看護師の心得として必要になるのが、有効な時間管理です。
時間管理で大切なことは、業務内容ごとにかかる所要時間をよく理解していることです。よく把握して何が緊急性があるのか優先順位を判断できる力が必要になります。
その力が身につけば、業務の優先順位によりスケジュールを組むことが可能になります。また、それぞれの業務に制限時間を設けて行うことも大切です。
時間管理ができるようになると、自分1人で可能な業務量や質、または効率的な業務の配分などが分かるようになります。そして時間管理ができるようになると、先の業務を見通せる力がつきます。

また、看護師の心得として重要なのは、チームワークを重視することや、そのために情報を共有することです。
報告と連絡そして相談のホウレンソウは、看護師業務には欠かせません。看護師のホウレンソウの大切なポイントは、現場の状況を情報共有することや、業務の引き継ぎが可能になることを意識することです。
患者さんにより近い立場にいる看護師は、患者さんの色々な細かい情報を得ることができます。均質で手早い看護を実現するため、情報をチームや患者の担当医師などに伝達する必要があります。
ホウレンソウの基本は5W1Hと言われますが、さらに正確にするために、2つのHを加えて見ることも大事です。